遠き君へ

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2017/11/05 山本周五郎展に行きました

元町・中華街駅近くの港の見える丘公園のところにある神奈川近代文学館で開催中の山本周五郎展に行ってきました。

特別展「没後50年 山本周五郎展」 | 神奈川近代文学館

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(こっちはついでに行った開港記念館(横浜トリエンナーレ)) f:id:tookikimie:20171105223030j:plain

と言っても、私自身は山本周五郎氏の著作を読んだことありません。
ただ、知人が好きで読んでいたらしい、という不確かな情報を別の知人から聞いただけです。
その状況で、車内広告でこの企画展のことを知ったので、なんとなく、縁的なものを感じて行ってみたのでした。

以下、展示中に気になったところを箇条書き

  • 最初のところにあった手紙で、原稿用紙なのに横線無視して書いてるの見て、手書き感ってこういうのいいよね、って思った
  • 原稿料の前借りを基本としてて「前借魔」と呼ばれていた。二葉亭四迷に書状書かせてた
  • 本棚をバラして柩にする(最初の奥さんの時、戦時中で物がなくて)
  • 一切の文学賞を拒んだ
  • 「…「日本婦道記」 シリーズは、戦時中に発表された小説の多くが1945年の敗戦というハードルを越えることができなかったのに比べて、戦後も読み継がれている。」
  • 「よじょう」では、ラヴェルのダフニスとクロエを聴いて着想を得た表現が使用されている(同一句の繰り返し)
  • 「「小説には良い小説と良くない小説があるだけ」 という言葉に強く賛同し、純文学と大衆文学の差別を認めないと記す」
    • 「歴史か小説か」ので話
  • 「償罪感」って言葉はじめて見た気がするって思ったけど、ググっても出てこないね

読んでみたくなった著作

  • 「季節のない街」(含む「プールのある家」)
  • 「似非物語」(漢字違った気がする)
  • 「恋芙蓉」
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